身長が低いと太りやすい説

身長が低いと太りやすいって本当?


身長が高い人はほっそりしていて、
身長が低い人はぽっちゃりしている。

絵本や漫画でもそんな描写がされていて、なんとなくそんなイメージがある人が多いと思いますが、そもそもなぜこのようなイメージがついているのでしょうか。
実はそれにはちゃんと理由があるのです。

▶背が高い人と低い人。この二人の生活を比べてみましょう。

たとえば食事のシーン。
一般的に出されるような成人の量を、背が高い人と低い人、どちらも完食し同じ量食べたとします。

このとき、身長の高い人はちょうど良い量だったと感じ、身長の低い人はちょっと多かった、という風に感じています。
このふたりの体にご飯のカロリーがどのようにつくのか。

それはこの二人を大きいペットボトル、小さいペットボトルにたとえて考えるとわかりやすいです。
2つのペットボトルにそれぞれ同じ量の粘土をまんべんなく巻きつけると、大きい方が薄く伸び、小さい方は分厚くなるのが想像できますよね。

食事でとったカロリーについても、二人の体の面積に対して同じことが言えます。
体の大きさが違うと、同じものを食べていても体へのつき方が異なるのです。


また、通学する、運動するなど体を動かした時エネルギーを消費するシーン。
身長が高い人、低い人、同じように体を動かしても身長が高い方が動かし方が大きく、エネルギー消費量が多くなります。
汗の量にしても、肌の面積は身長の高いほうが多いですから、その分発汗しやすいです。
体が大きい、ということは、基本的にエネルギーを消費しやすいのです。


そして、寝るにも、体温を調節するにも、生活するのあたって消費される最小限のエネルギー、基礎代謝というものがあります。
基礎代謝は内蔵を動かすことからなにから、生きていれば必ず消費されるエネルギーで、消費が多いほど痩せやすい体と言えます。
この基礎代謝はその人の体重に比例するので、体重が重ければ基礎代謝も高く、軽ければ基礎代謝は少なくなります。
身長が高いと必然的に低い人よりも体重があるので、その分基礎代謝量が多くなり、痩せやすいのです。


このようなことから、身長の高い人は低い人よりもたくさん食べてもカロリーが分散され、日常生活の中でもエネルギーを消費しやすいということがわかります。
逆に低い人は高い人と同じ量を食べると、高い人に比べて体につきやすく、体質によってはエネルギー消費量も少ないです。

ですが、身長が高い人はほっそり、身長が低い人はぽっちゃりというのは、身長の高い人と低い人が一般的に多いとされる量を同じように食べた場合であり、身長の低い人も適正な量を食べていれば太るという心配はありません
基礎代謝についても体重に比例するとはいえ、筋肉の量にもよるので、基礎代謝量を増やしたい場合は筋肉を増やすと基礎代謝量が増えます。

周りに惑わされず自分に無理のない適正な量を食べ、基礎代謝量を増やせるような健康的な体づくりをしていくことが大切です。