夫婦喧嘩

虐待で身長が伸びなくなるのは本当か


愛情が足りていないと身長が伸びなくなる、そんな話は信じがたいと思われますが、虐待を受けた子どもは結果的に低身長になっていることがわかっています。

事実、身長が伸びるための成長ホルモンの分泌量は、精神状態によって左右されるのです。

子どもの場合、この影響は特に家族問題によるものが大きいです。
たとえば、虐待にかぎらず、両親の夫婦喧嘩の場合でも。
子どもの目の前で両親が喧嘩していると、子どもは気持ちが不安定な状態になってしまい、成長ホルモンの分泌は通常より少なくなってしまいます。

また、子どもの方でも気が張ってしまい、早く自立しなければという感情がはたらき、知らず知らずのうちに自分自身の成長を早めてしまうようになります。

この状態を早熟と言い、そうなると本来身長が伸びる時期である思春期を早く終わらせてしまいます。
そうすると伸長が止まってしまうのです。

さらに食事があまり進まなくなったり、睡眠を十分に摂れなかったり、身長が伸びるためのバランスそのものが崩れがちになります。

離婚や再婚も子どもの成長に少なからず同じような影響を与えます。
そのような時期は親の方もいっぱいいっぱいかもしれませんが、必然的に夫婦そろっての愛情を子どもは受けにくくなります。
そうなると子どもの精神状態は不安定になり、その影響は成長期の体に出てきてしまうのです。

実際離婚、再婚を経験した子どもの身長の伸びが、その時期に滞ってしまうという研究結果もでています。

このことからわかるように、身長を伸ばすためには食事、運動、睡眠に加えて家族の愛情が大きく影響します。
成長の面だけでなく、虐待を受けることにより知的能力や運動能力の発達も遅れる傾向にもあります。
最近では親が子どもに暴力を振るったり、十分に面倒を見ないなど悲しく信じがたいニュースが多いですが、この行為でその子の精神状態はもちろん、健康状態まで脅かしていることがあるのです。